善福寺池の先まで行って、千川上水に達することはかなり前からの意向でした。しかし、様々な理由で多忙だったり、時間があっても雨が降っていたり、1月ぐらいに考えていたことなのに実現が4月になってしまいました。
行うことは1つ。
「善福寺池の先まで行き、千川上水を一目見る」
これだけです。
もっと端的に言えば、関町1丁目交差点まで行く。ここが千川上水と青梅街道の交点です。千川上水から半兵衛・相澤堀が分水されていた場所であるはずです。
条件は下高井戸から自転車で往復です。
計画 §
ともかく善福寺池に行かねばなりません。そこで、まずは地図の机上で検討です。じっと地図を見て気付いたことは、善福寺川に沿って走ることは「距離的に損をする」ことです。そこで、善福寺川に沿って走ること無く、池に直行するルートを見定めました。西荻窪駅の東側を通過するルートです。これで、最短コースで善福寺池まで行けるはずです。
往路 §
実際に走ると、途中で道を間違えてしまいました。見覚えのある板暗渠が見えて気付きました。その道をまっすぐ行くと西荻窪駅の西側を通って、善福寺池にショートカットできると分かったので、その道を直行。東京女子医大の東側の道を経由して、無事に善福寺池に到着。
そこで、池の北端に3本の水路跡を確認。しかし、その上流部は高低差では見出せません。うーむ。
そこから青梅街道に出て関町1丁目交差点に。
関町1丁目交差点から西側はステキな開渠じゃありませんか。水量も豊富。
少し辿ったらいきなり鉄塔が見えてきました。(北多摩線99号らしい)
思わず鉄塔に誘われて、そこで引き返す予定が更に前進。
結局、北多摩線99号の根本には出られず、ぐるっとまわって関町交番前交差点まで進みました。
そのすぐ脇のびっくりドンキーの横の鉄塔は北多摩線100号で、送電線を地上に降ろしているような感じでした。
復路 §
帰りはもうただひたすら返ると決めて、青梅街道を戻り、途中で西荻方面に曲がって、少し善福寺川に沿って走った後、またショートカットの裏道に入って帰ってきました。たぶん、1時間掛かっていません。
つまり、経路をきちんと最適化してスピードを速めに走れば、千川上水の一部は自転車2時間圏に収まります。
関のかんかん地蔵 §
帰りに「関のかんかん地蔵」というものに行き当たりました。もう1つ、上井草四丁目4に仏様を彫った石碑もありました。金太郎も1つ発見しましたが、追求できる時間的余地は無いのでそこはスルー。それから、往路にはお寺の善福寺の脇も通りました。善福寺という名前が出ていました。
感想 §
結局、善福寺川に沿って走るという選択はNGと分かりました。徹底的にショートカットする経路を選定した方が良いわけですね。あとは、走りやすい道を選ぶこと。
そうなる原因は2つあります。
- 善福寺川の曲がりくねりぐあいは半端じゃない。最短経路にほど遠い
- 川の左右の道が狭く走りにくい人が着たら減速して上手くすれ違わねばならない。ともかく走りにくい
それにしても、千川上水付近はぐっと農村っぽくなりますね。住宅も多いのですが、農家っぽい家も増えてきます。
それはさておき、千川上水の開渠部分はいい感じですね。1時間も自転車を漕いで見に来る価値があります。